営業マンとは
営業マンとは、組織において自社製品を顧客へ直接販売する人のことを指します。
営業マンの定義は多様化しており、市場の見込み客に大量にリーチをして、情報提供を行いリード獲得を行なっていくことをミッションとしている営業マン(=インサイドセールス)もいれば、商談の供給を受けて直接顧客と交渉を進め、受注までをコミットする営業マン(=フィールドセールス)もいます。
今回はそんな営業マンの素質、向いている人について解説していきます。
今日は営業マンの組織がテーマです。営業マネージャーとして、採用を行なっていた際、どういう観点で営業に向いているかそうではないかを判断していました。言語化が改めて難しい部分ではあったのですが、書いてみると面白かったです。
営業マンに向いている人の素質とは
早速、営業マンに向いている人の素質から見ていきましょう。
人と話すのが好き
まずは、人とのコミュニケーションが好きかどうかという点です。
当たり前ではありますが、営業マンは組織において一番顧客との折衝時間が長いポジションであり、より信頼を獲得するポジションです。そのため、人とのコミュニケーションが嫌いであっては、コミュニケーションの回数が自然と減ってしまったり、営業マンとしての態度に出てしまうことで、顧客からの信頼を得にくいと言えるのではないでしょうか。
ここでは、あくまでも営業マンの向いている人の素質という話ではあるので、人とのコミュニケーションが苦手であっても、営業マンになっている人で活躍している人は大勢います。活躍する営業マンとは異なるということだけ覚えておいてください。
勝負事が好き
勝負事というと、ギャンブルを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ここで言う勝負事とは、スポーツやゲームに限らず、勝つか負けるかの戦いが好きな人のことを指します。株式会社は利益の最大化を目的とする組織であり、パフォーマンスが出ている組織や個人を評価することは必然であると言えます。
もちろん、組織としてパフォーマンスを出すことも重要ですが、個人としてのパフォーマンスも営業マンとしては極めて重要です。営業マン個人として、同じチームメンバーとの競争も、顧客との商談における戦いも楽しめるかどうかが重要なポイントの一つです。
人望がある人
人から信頼され、頼られている人は、営業においても顧客から頼られ、信頼を集めやすいと言えるでしょう。
仕事は信頼の積み重ねであり、顧客の最前線に立つ営業マンは、それを真っ先に体現しなければならないポジションです。既に所属している組織やコミュニティの中で人から信頼され、頼られている人は営業マンに向いていると言えます。具体的には、部活動でずっとキャプテンを務めていたり、何かしらリーダーになった経験がある人は、向いていると言えるでしょう。
活躍する営業マンの共通項
さて、それでは活躍する営業マンはどんな人なのでしょうか。
諦めない
まずは、諦めない姿勢を持てる人です。
シンプルなのですが、諦めないことで結果を出すことができます。顧客から断られてしまったり、膨大な仕事量に忙殺され、目標の達成を諦めてしまう人は、活躍する営業にはなれません。これは断言できるでしょう。
戦略や戦術を練るのが得意
次に、戦略を練ることが得意な人です。
営業マンはどう行動をしていけば達成ができるのか?という綿密な行動スケジュールを立てることが重要です。既に抱えている商談やこれから開拓する商談など、それぞれの母数に対してどういう戦略を持って、どう行動すれば何契約獲得し、期中に目標が達成できるのか?を毎月、毎週、毎日レベルで考えなければなりません。
これまでそういった達成プランを練ったことがある人は、活躍する営業になれると言えるでしょう。
目標はネガティブに、行動はポジティブに考えられる
最後に、目標の達成プランをネガティブに考え、毎日の行動はポジティブに行うことができる人が活躍できる営業マンになれると言えるでしょう。
計画は大抵、計画通り行きません。イレギュラーな出来事が起きてしまったり、予定通りに行動しても結果が伴わなかったりするものです。そのためできるだけネガティブに目標や計画を立てることができる人が、活躍する人になれると言えるでしょう。しかし、毎日の行動がネガティブになってしまっては、毎日が辛くなり、営業としての言動にも影響が出てしまう可能性もあります。
そのため、毎日の行動はポジティブにこなしていくことが重要です。計画はネガティブに、行動はポジティブにすることができれば、連続達成ができるような活躍する営業マンになれるでしょう。
活躍する営業マンになるためには
それでは、活躍する営業マンになるためには、具体的にどんなことから始めたら良いのでしょうか。
活躍する営業マンの真似をする
一番簡単で取り組みやすいのは、「活躍する営業マンの真似をする」ことです。
社内でトップクラスの成績を残したり、活躍している営業マンはいますか?彼らが成果を出すには理由があります。それをいちいち言語化していては、時間もかかります。手っ取り早く活躍するには、彼らと同じことをやれば、活躍ができるようになります。
まずは活躍する営業マンの商談の動画を見たり、トークスクリプトを見たりしてみましょう。そしてのその商談やトークを1からものまねするのです。ものまね歌合戦を見たことがある人でも、ものまねの練習をしたことがない人はいきなりは難しいかもしれません。
しかし、ものまねができるようになることで活躍する要素を言語化できていなくても、同じパフォーマンスを出すことができるようになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
営業に向いている人の素質や性格はあるかもしれません。まずは、自分がそもそも向いている素質があるのかどうかは、営業職を志望する前に十分に考え、調べておいた方が良いと言えるでしょう。そして営業職に就いた暁には、活躍する営業マンを目指しましょう。営業に向いている人の素質と活躍できる営業マンの素質は似て非なるものです。営業マンになってからの努力も忘れないようにすることが重要です。そして、10年、20年先も驕らず自分のスキルを高め続けられる人が営業としてのエキスパートになっていきます。自分を信じて努力をし続けましょう!
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