【転職者は必見?】SaaS企業はやめとけ?と言われている3つの理由

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やめとけ!と言われているSaaS企業ってなに?

SaaS企業とは、「Soft as a Service」を提供する企業のことで、主にスタートアップや設立の浅い会社のことを指しています。

そんなSaaS企業は、「やめとけ!」と言われることも少なくありません。大手企業からSaaS企業に転職したり、国がスタートアップ支援策を生み出したりと、スタートアップやSaaS企業に潮目が変わってきている中でも「やめとけ!」と言われる理由はなんでしょうか。今回は、そんなSaaS企業がやめとけ!と言われる理由や、SaaS企業への転職はやめとけ!と言われる中でも、行くべき理由を解説していきます。

Biz Stock
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筆者は、SaaS企業に勤めてもう7年になります。SaaS企業ではインサイドセールス、フィールドセールスを経験しましたが、やはり銀行や証券に行った大学の同級生と比較してもスキル面や精神的に強いと感じることが多いです。おすすめですよ!

SaaS企業はやめとけと言われている理由3選

それでは、SaaS企業への転職がやめとけ!と思われている3つの理由を解説していきます。

目標が高すぎる

まずは、目標の高さです。

大手企業や地方の中小企業にも目標としている数字があることでしょう。目標が高いなと思ったり、達成できるかな?と思うこともあるでしょう。日本企業の成長率(=GDPの成長率)は、直近20年では、だいたい1%程度と言われています。そのため、多くの企業の売り上げ目標が、去年と同じ目標か1%程度高い目標と言えます。しかし、SaaS企業の場合、市場の平均成長率50%程度です。

つまりこれは、昨年の50%以上の目標を追っていることになります。1.5倍の数字と考えるだけでも恐ろしいですね。目標が高すぎるが故に、平日の残業や休日出勤などの時間でカバーせざるを得なくなるケースもあります。知らぬ間に、禿げていたなんてこともあるかもしれませんね。

事業スピードが早すぎる

次に、事業スピードが早すぎる点です。

昨日の非常識は、今日の常識」と言われるほど、事業方針が大きく変わることがあります。例えば昨日までは、1日100架電はしましょう!と言われていたのに、架電は行わず、1日3つ以上の交流会で名刺を100枚交換してきましょう。そのための行動数を考えてください。と言われたらどうでしょう?対面の営業なんて、非効率すぎると思っていたのにも関わらずしっかりと分析してみたら費用対効果が良いとわかった瞬間、経営層やマネージャーが大きく舵を切ります。この実行までのスピードがSaaS企業は早いのです。昨日まで否定していた事実を肯定し、進んでいかなければなりません

そのため、頭ではわかっていても心がついていかず、いつの間にか物凄くストレスを抱えてしまうというケースも少なくありません。

優秀な人が多すぎる

最後に、「優秀な人が多すぎる」という点です。近代においては、テクノロジーが社会を進化させてきました。そして、テクノロジーの最先端にはいつも優秀な人たちがいて、その人たちの苦労が今につながっていることを歴史は証明しています。

優秀な人たちが多いと、自分に劣等感を感じてしまったり、ちょっとしたことで働きづらさを感じてしまうことがあります。またSaaS企業には、目標数字に圧倒的にコミットする人も多く、数字以外の人間関係を重視しないといった極端なタイプもいます。そういう人は、何も考えずに正論をぶつけ、多くの人を傷つけます。あまり気にするべきではないのですが、優秀な人が多すぎることも、SaaS企業がやめとけと言われる理由なのです。意外な理由ですね。

SaaS企業やめとけ!と言われても行くべき理由とは

それでは、SaaS企業への就職はやめておいた方が良いのでしょうか?いえ、そうではありません。SaaS企業は絶対に行くべきだと筆者は断言します。

スキルが圧倒的に身に付く

まず、一つ目は圧倒的スキルが身に付くからという理由です。

SaaS企業では、圧倒的売り上げ目標を達成するために労働時間のコミットはもちろん、生産性も常に上げ続けていく必要があります。なぜなら、1年間という昨年と同じ時間で150%の目標を達成しなければならないからです。例として、以下のようなスキルを上げさせていただきました。一部のスキルではありますが、筆者は他の同級生と比べてこんなスキルが身についたと言えます。

  • SFAやスプレッドシートなどの自動化スキル
  • 目標達成スキル(日々目標達成を考え続けること)
  • 他部署との連携スキル(システム部署とのやり取りも必須)

日々、売り上げを産まない非生産的な時間を減らし続ける必要があり、「作業」をなるべく減らす必要があるため、強制的にSFA(SalesforceやHubspot)などの自動化を考える必要があります。

また、目標を絶えず考え続ける必要があり、いろいろな施策を毎日毎日考え続けることで、いろいろな角度から達成する方法を導き出し、実行するスキルが身につきます。

そして、SaaS企業であるため顧客からのプロダクトへのフィードバックを行ったり、顧客への提案のためにシステム部署と商談に同席して、顧客のサクセスのために、一緒にコミュニケーションを取りながら進めていく必要があります。自然と他部署(特にシステム部署)に対して、どういうコミュニケーションを取るべきか?という通常の大企業では決して身につかない、部署連携スキルが身に付くことでしょう。

自然と市場に目がいく

次に、自然と市場や日本というマクロ環境に目が行くようになることです。

SaaSは、基本的に市場がまだ作られていなかったり(PMF前)、市場があったとしてもまだまだ拡大の余地があることがほとんどです。また、現在日本だけではなく、世界各国でテクノロジーを推進しており、スタートアップへの支援策が次々と打ち出されている状況です。その流れに伴い、国の法律や制度がスタートアップ企業を後押ししたり、業界のセンターピンと言われる、大企業における中期経営計画の中でのDX推進の動きなどが、業界の中の中小企業の方針に影響を与えたりすることも多いです。

そのため、自社の製品を売るための情報収集が欠かせなくなるのです。市場に目がいくことで、よりマクロで物事を捉え、より確かな情報で適切な判断を行うことができるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

皆さんは、SaaS企業に転職したくなりましたか?SaaS企業は辛いことの方が多いです。しかしその分の見返りも多く、大手企業に在籍中の皆さんで少しでも興味がある方は、まず話だけでも聞いてみることをおすすめします!

このメディアでは、営業全般についても解説しています。できる営業マンの素質とは?BtoB営業に向いている人とは?といった営業に向いている人や活躍する人の特徴についても解説しておりますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

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